一目置かれるフランス語表現 ~la raison pour laquelle~

 ある程度会話に慣れてくると、良くありがちなのが勢いに任せて話すため文法がおろそかになってしまうということ。特に現地で生活を始めると、ある程度まとまった文章を話せるようにはなるものの、相手のフランス人が眉間にしわを寄せ続ける状況は当初と何も変わっていない、という辛い状況にしばしば出くわすかと思います(笑)

 話している当人は話せているつもりでも、それが実は文法的にメチャクチャなので、聞いているフランス人からすると「ペラペラ話すけど、なんだこの聞きづらいフランス語は!」って思われてしまう。フランス語は文法がかっちりしている分、「ブロークン・フレンチ」は英語とは違ってNGなことが多いです(そもそも意味が通じない。ここかなり重要)。その原因の一つが「英語のノリでフランス語を表現してしまう」ということ、特に「関係節をおろそかにしてしまうこと」が往々にしてあるなと個人的には感じていました。それがきょうお伝えしたい”la raison pour laquelle~”という表現です。