寄り添う

当塾のホームページをご覧いただき、改めまして大変ありがとうございます。   

日々ニュースやネット情報等で現在このコロナ禍で子供たちが置かれている状況は、本当に私も胸を傷めながら毎日拝察しています。   

文化祭や体育祭の中止、修学旅行、インターハイ等大型スポーツイベントの中止や延期、オンライン授業対応の混乱、一部の地域ではオリンピックやパラリンピックの学校単位での観戦中止・自粛、と挙げればきりがないほど、子供たちはいまだかつてないほどに「思い出作り」の場をことごとく大人たちによって奪われてきました。 

 こうした苦しい状況で高校・大学受験という目標に向かって孤独な道を歩まなければならない、そんなつらい状況に子供たちは置かれているのだと思います。 

 こうした状況、実は個人的に心当たりがありました。それはまさに私の学生時代そのものです。 

 中学・高校と6年間帰宅部を貫き、また学校の置かれた特殊な状況から放課後に友達と遊ぶこともままならず、ただひたすらに「東大合格」というはるか遠くにともされた灯だけを目指して、孤独な学生生活を過ごしました。 

 まさに現在のコロナ禍で様々な学校行事の中止・延期のニュースを聞くたびに、無意識のうちに過去の自分が味わっていた寂しさを思い出してしまいます。二度と戻ってはこない青春の時間、それに思いをはせている学生の姿を思うと、昔の自分をつい思い出してしまいます。 

 そして同時に、子供たちにどうにかして寄り添うことはできないだろうか、と思案をしています。孤独な6年間を送った自分だからこそ、今の子供たちに寄り添って理解できることがあるのではないか、そう考えています。 

伝える

私の父親は猛烈な教育家でした。それは自身の学歴が低く、社会の中で辛酸をなめ続けてきた結果でした。

父に同情することも憐れむこともしませんが、当時の厳しさを理解し、今では教育を与えてくれたことを感謝しています。

想像するに、社会には私の父のような親御様もいらっしゃるのではと推察します。もっとも、私の父ほどではないにしてもついつい厳しく当たってしまうのは、子供の私の立場からしても当然だと思うのです。

学歴が全て、とは言いませんがやはりそれは子供の後々の人生にとって大きな比重をしめるのは間違いありません。それは私が社会人となってから、様々な方々とお会いし話をする中で痛感した、自信をもって断言できることの一つです。

ですが子供たちに10年後、20年後の話をしてもおそらくピンときません。ですから、親御様の厳しさを「通訳」して子供たちに伝える人間が必要になると思うのです。学習塾というのは本来はそういう存在であるはずだと考えています。ならば、私の学生時代の経験、そしてその後の社会人経験を共にお伝えできる教師がいれば良いのではないか、と思い私自身が講師として伝えることを決断しました。

両親の厳しい教育、そしてそれに対する感謝を共に実感しているからこそ、「受験勉強を通じて親子関係の改善」アドバイザーとして、勉強プラスアルファの様々なことを子供たちに伝えていきたい、今のコロナ禍の辛い状況を生徒たちと一緒に歩んでいきたいと考えています。