【星稜2021】英語過去問の所感と、来春の対策について(第一問〜第三問)

みなさま

みなさま いかがお過ごしでしょうか? 当塾は「社会人のためのやり直し中学英語」が先月で無事終了、いよいよ本格的な受験シーズン到来となりました。 昨年に引き続き去年も入試問題にチャレンジ!ということで2021年度の第二弾は、我らが石川県のヒーロー・松井秀喜さんの母校である私立・星稜高等学校の英語入試問題(2021年)です。北陸学院に続き、星稜の入試英語解説もかなり人気の投稿となっています。

気になる採点結果は以下の証拠写真からご覧ください!

2021年度の採点結果は「1問間違い」でした。パーフェクトまであと一息、惜しいですね!!

 

初めに総括から。難易度は去年よりも易しくなったかな?という感じです。ほぼ中堅、難しくもなくかといって簡単でもない、本当に中堅レベルだなというのが所感です。リスニング試験がないためリーディング対策に集中できますが、国立(金大付属)や公立との併願を希望される場合は、リスニング対策も怠らず行ってください

 問題も極めてオーソドックスな出題で、難問・奇問の類も全く出題されていません。単語・熟語・文法は教科書をベースに基礎をしっかりおさえておけばOKで、そこは国公立と共通して対策が立てられるかと思います。

 そしてこれは北陸学院でも見られたのですが、出題の傾向が大学入試共通試験を意識したものに徐々に変わりつつある、ということです。これはかなり重要な指摘で、おそらく3年後の大学入試を見据えて中学校の頃から意識づけを行っておきたいという意図があるのでしょう。

 具体的には「このあと何が起こると予想されるか?」「筆者の伝えたい主題は何か?」といった、文章全体の理解を背景にしなければ回答できない出題形式が随所に散りばめられている、ということです。単純に語順の並び替え、空欄補充、発音問題といった即答型の問題の割合が減り、逆に「総合的に考えさせる」形式の問いが増えています。

こうした問いの形式は従来では見られなかったものですが、やはり今後のことを考えると高校入試の頃から徐々に慣れておきたいものですね!

それでは解説に移りましょう。

 第一問:総合問題(発音・単語・文法)

昨年同様、第一問は文章読解と思いきや発音、文法、単語問題です。文章全体を読む必要は全くありません。問一、問二は発音問題なので各自確認してください。第三問以降は

第三問:動詞の原形

・She (ア)have to wait for many hours, so she decided to buy a book and…

⇨ヒントは”so she decided“と過去形になっていること。接続詞”so”は「順接」の接続詞ですから(ア)も過去形ではなくてはなりません。したがって“had”と過去形になることがわかります。

・so she decided to buy a book and she (イ)buy a bag of cookies too.

⇨(ア)同様に”and she”と続いていることから、ここでもやはり”she decided”と並列になることがわかります。したがってここも“bought”と過去形になることがわかります。

・When she (ア)eat the first cookie, the man also took one.

⇨ここも主文の時制に注目しましょう。つまり”the man also took one”と過去形になっていますから、副文のこの箇所も”When she ate“と過去形になることがわかります。

第四問:選択肢(質問文に対する答え)

質問文は”Why did she say nothing?”(なぜ彼女は何も言わなかったのか?)ですが、この文章の前後で”Becaue~”と明示的に説明されている箇所はないため文章をやや読み込む必要があります。

そして文章を追っていくと、このパラグラフの最後に”…but she didn’t have a problem”(問題を起こしたくなかった)とありこれが「何も言わなかった」ことの理由だということが理解できます。したがって選択肢は「う She didn’t want to have a problem.」であることがわかります。

第五問:指示代名詞

指示代名詞の内容は必ず文章直前に書かれてあります。なぜならその働きこそがまさに指示代名詞だからです。この文章でも直前を見ると”took the last cookie, divided it“とあるので“the last cookie”が指示代名詞の内容であることがわかります。簡単ですね!

といずれも基本的な文法問題であることが分かります。この第一問は中学校1年生レベルの内容で極めて平易です。第一問は絶対完当してください!

 

第二問:会話文読解

今年の第二問は昨年とは異なり、「SNS上のやり取りを踏まえて質問に答える」というものです。

この「SNS上のやりとり」というところがポイントで、これはまさに大学入試共通試験でも出題された問題のパターンですたまたまかもしれませんが、今や会話のやりとりもSNSチャットが主流の時代ですよね。若者のそうした事情を踏まえつつ、SNSチャットというある意味では「行間を読む」ことが必要になる会話の内容ですね。ですが難解な内容では全くありませんので、心配せず素直に解きましょう。

問1:「この会話をしている月を答えなさい」

非常に良い問題と言えます。会話文の該当する表現を見つける必要がありますが、“The deadline is August 10th. You still have about a month.”(締め切りは8月10日で、あと約1ヶ月ある)という表現が見つけられれば「7月」だと分かるかと思います。