やり直し中学校英語・番外編 ~『なぜ大半の方が英語学習を挫折してしまうのか?』を考える②~

皆様

こんにちは。『やり直し中学校で英検三級合格』プロデューサーの小栗です。

オリンピック報道では連日のメダルラッシュ!すごいですね。私はTVを持っていないのでYoutube速報などで確認するだけなのですが、金メダルの獲得数が一番多い!?というおそらく前代未聞のすさまじいことになっているのではと想像しています。

さて、私の思い付きで始めたこの番外編投稿も二回目、昨日の授業動画(FBライブ)のご紹介から。昨日は実は英語の授業をまったくせず、代わりに生徒さんに「なぜ英語が聞けないのか」というその根本の原因・問題について、この半年間で生徒さんの思考パターン、能力等を見極めながら出した当塾なりの結論を述べています。

詳細は動画(特に後半部)をご覧いただきたいのですが、その原因は「『英語が』聞けない」のではなく「英語が『聞けない』」という点にあるということ。つまり「根本原因は英語以前の話だ」ということを述べさせてていただいています。どういうことか?

端的に言って「日本語の聞き取りに問題があるにも関わらず、英語の聞き取りが上達するはずがない」ということなのです。我々は日本人だから「日本語の聞き取り」なんて問題ないよ、できて当たり前でしょ?と思われるかもしれません。

ですが果たして、本当にそうでしょうか?自信をもってYesとどれくらいの方が答えられるでしょうか。

私達は日常生活の中で、また日々の仕事の中で否応なく他人とコミュニケーションをし、自分の意思を相手に伝え、同時に相手の話を聞くことが当たり前の世の中です。そして自分から発信して伝える(理解してもらう)こと、相手の話を聞いて受け止める(理解する)ことが欠かせません。そしてどちらか一方が欠けても、コミュニケーションは成立しません。

日本語でも時として自分の意図を相手にうまく伝えることができずフランスとレーションがたまったり、逆に相手の言っていることがよく理解できず相手を怒らせてしまうことがあったり、コミュニケーションとは本当に難しいものだなと日々思います。おそらくそれは皆さんの誰もが日常や仕事の場面で多々感じていることかと思います。

こうしたことを考えれば、「相手の話を聞く(聞いて理解する)」もしくは「相手に話を伝える(理解してもらう)」ことは母国語であっても決して簡単なことではなく、社会人になってからの様々な研修や上司、先輩、同僚から日々果てしなく指摘をもらう中で始めてブラッシュアップされていくものだと考えています。

では、日本語でさえこれほど難しいコミュニケーション、ましてや外国語でそれらを完璧にこなそうと思うのは、私にとっては少々愚かなことだとさえ思われます。と同時にコミュニケーションに内在するこうした難しさは、そもそも何語で話すか?という問題以前の「コミュニケーション能力そのものの問題」でもあると思っています。

端的に言うと「コミュニケーション能力が低い人は、英語以前にまずコミュニケーションそのものを見直すべし」ということです。少々手厳しいことを申し上げますが、それは事実だと考えており、動画でもそれは詳しく述べていますので、是非ご覧いただければと思います。

これって実は「英語そのものを学びたい」のか、それとも「英語を使って何かを達成したい(例・海外旅行に行きたい)」のかによっても、大分アプローチが異なってくるでしょう。

巷にあふれている多くの英語学習教材は「英語そのもの」の習得を目的としています。つまり学習者のコミュニケーションレベルによらず、とにかく英語が「音として」聞けるようになることが第一目標です。ですから、”This is a pen.”でも、”I have a pen.”でも、前後の会話の文脈が何もない単発の文章であっても(そして往々にして実用度ゼロのフレーズであっても)、それが音として聞き取れるようになる、というのが「リスニング力」として定義されているように思います。(スピーキングも同様、それらを「音として」発音できる、相手に理解してもらえるようになるというのが目的)

では、果たして実際の日常会話では「音として」聞ければ、話せれば、それで十分なのでしょうか?

例えば赤ん坊なら、幼稚園生なら、小学校低学年の生徒なら、それでもよいでしょう。ですがこの投稿をご覧になっていただいている方はおそらく全員がそれ以上のコミュニケーション能力を持ち、会話の文脈、声のトーン、時には空気で察するといったより高度なコミュニケーション能力を兼ね備えている方ばかりなのではないでしょうか?

そうなると、「音として」聞こえる/話せる英語のレベルを次のレベルに持っていくためにはどうするのか?その答えは実は母国語でのコミュニケーションそのものの中にあると考えています。

今回の授業でメインで解説しているのは「相手への思いやり」という、一見すると全く本編と関係なさそうに思えることが実はとても重要なのだ、という解説をしています。しかも「キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)」のとある一説を朗読しながら、それを2時間にわたり滔々と述べさせていただきました。

一口で言い表すのは難しいのですが、重要なのはやはり「相手を思いやる心」なのだと思います。気になる方は動画から確認をしてみて下さい。この動画はビジネスマナーの入門的な解説動画としても使える教材です!