当塾が考える、フランス留学を「お金」だけの理由で諦めてほしくない理由

こんにちは!突然ですがこのタイトルで少し語りたいなと思い、ほぼ二か月ぶり(以上!?)のフランス関連投稿記事になります。

留学したいな、でもお金が・・・それは多くの皆さんが最初にそう思われることかと思います。かくいう私もフランス留学の決意が鈍ることはなかった一方で、金銭面でのやりくりについてはやはり渡航直前まで色々と奔走することになりました。学生で何百万も準備することなんてそもそも不可能、だとすれば誰かから借りるしかありません。ご両親から、ご親戚から、そして奨学金を利用した、様々な学費・渡航費の工面の仕方があると思います。

私も他の留学生同様、日本育英会が提供している留学生向けの貸与奨学金を利用しました。両親からも工面はしてもらいましたが、やはり育英会の奨学金を利用できたのは大変にありがたかったのを覚えています。

少し乱暴な言い方をしてしまうと、お金は何とかなってしまうものです。というか、「留学したい」「留学で○○になる」という目標が明確であればあるほど周囲はあなたの熱意に理解を示してくれ、場合によっては返済不要の給付奨学金を提供してくれる団体と出会えることもあるでしょう。

留学に「お金がかかる」という事実だけは、残念ながら誰がどう頑張っても変えることのできない事実。だとすればその「お金」のハードルを、いかにクリアするか、という次のステップに意識を集中したほうがよほど建設的で、ポジティブな考え方なのではないでしょうか?

そう考えると「お金がかかるから諦める」というのは、実は「かなり都合のいい言い訳」にしかならないんですね。それは「日本人は背が低いから、欧米人に比べて運動神経が悪い」と言っているようなものですね。背が低い、というハンデをものともせずに世界で活躍する日本人アスリートは世界に五万といます。

そして何より「やらなかった後悔」は後で悔やんでもほんとに悔やみきれない。「あの時やっぱりやっておけば・・・」というのは本当に後味が悪いものです。仮にあなたが留学のために借金をしたとしても死ぬわけではありません。帰国後によい就職先が見つかり、いくらでもその借金を長い人生の中で返済していく余地は残されています。私も上述の日本育英会の留学ローンは帰国直後からアルバイトを初めてコツコツ返済し、社会人となってからも10年近くにわたって返済を続けました。

ですがそうした借金をしたことに対する後悔は一切ありませんでしたね。なぜならお金を払っても得られる経験と得られない経験とがあり、留学は明らかに後者だからです。今でも親しくしている友人を得られたのは、私の人生の中での文字通り宝物です。高々、と言っては多少語弊がありますが、数百万の借金を負いながらも生涯の友を何人も得られることは、これに勝る投資のリターンはあろうはずがありません(投資のリターンという見方すらもちっぽけなものです)

そう考えると、果たして「お金が高いから・・・」という言い訳をしている余地がどこにあるでしょうか?その先に無限の可能性、出会いが待っているのだとしたら、金銭的な理由だけで諦めてしまうのは非常にもったいない。私はそう思うのです。