当塾は金沢能楽会の賛助会員として登録をさせていただいております。本日1日（日）は11月定期能楽会なので、賛助会員チケットを利用して参加してきました！能楽会参加は8月の移住以来今回で早四回目、観能が日常の習慣として少しずつ定着するようになってきました。嬉しいことです。
能楽で面白いなと思った役が「後見」という役回り。ずーっと後ろに控えている方々ですが、どういう役割を仰せつかっている方なのか気になって調べてみました。普段はシテへ小道具を渡したり、着付けの手伝いをしたり、という役回りですが実は「シテやワキに事故が起こったときには、その代役を務めるという重要な役目」なのだとか。
そういえば・・・前回どういうわけかシテ役の方のセリフ回しがたどたどしいシーンがありました（素人批評にて申し訳ございません）。おそらく病気か何かで十分に稽古をできなかったのか、何かしらの事情があったのだろうと推察しますが、シテがセリフに詰まった際後見の方がセリフをシテに伝えて、シテがそれを復唱する形で公演をつなぐというシーンを偶然拝見しました。ということは、後見は基本的にシテやワキのセリフをすべて覚えていることが大前提になるわけですね！そう考えると、後見は一見ただの「ベンチ要員」のように見えて、実はとんでもなく高度な役回りが求められる方々なわけです。
その他、疑問に思いまだ解決していないことがたくさんあるので、こちらのページで折を見てコメントしていきたいと思います。
また、2020年能楽会は来月が最終回となりますが、2020年内有効のチケットがまだ15枚ほど余っております。レッスン受講やサービス利用とは関係なく、ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。